浄土真宗本願寺派 正心寺




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お話「一語一縁」

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ひとつのことば ひとつの話に 出あい ふと気づかされたり 考えたり… ひとつのことば ひとつの話に 出あい それが仏法にふれるご縁となっていければ…

最近の記事

明日がくることは奇跡!

みなさんに明日が来ることは奇跡です。それを知ってるだけで、
日常は幸せなことだらけで溢れています。  長島千恵

 この言葉は、乳ガンを患い24歳にして亡くなった長島千恵さんの言葉です。ただ今 全国上映中の『余命1ヶ月の花嫁』のモデルになった方で、彼女は「生きていることの幸せを知ってほしい」という願いを込めてこのメッセージを残してくれました。

 私たちは何気なく毎日を過ごしていると、今ある現状をついついあたりまえと捉えがちですが、この言葉がそれを覆してくれます。
食事ができること  話ができること  夜になると眠り、そしてまた朝がやってくること  笑えること  泣けること  そして 生きていること・・・私たちはそのありがたさを深く感じているでしょうか?

 私たちは尊い御縁によってこの世に人間として生まれさせていただきました。そして、いただいたいのちをまさしく生かされて生きております。しかし、そのいのちは風に吹かれるロウソクの灯火のように明日この世に存在しているかどうかわからない無常なるいのちであります。無常なるいのちならばこそ、今日というこの日を迎えられたことは決してあたりまえではありません。 
 こうしてせっかくいのちをいただいた私たちですが、振り返れば思い通りにならないからと愚痴をこぼし、時には周りの状況のせいにしたり・・・恥ずかしいかぎりの姿です。あたりまえではなく、ありがたいといただけない私たち、その姿は無明の闇をさまよっていることに他なりません。
 
 さて、阿弥陀如来の智慧の光は無明の闇をさまよう私たちに向けられ、常に照らし護り、どうか気づいてくれよと導いてくださいます。そのはたらきに、その願いに出遇った時、新たなめざめにつながるといえましょう。
共々に“あたりまえ”ではなく“ありがたい”と感謝させていただきながらこの人生を歩んでいきたいものです。いま 長島千恵さんのメッセージが心に響きます。

固定リンク | 2009年05月13日【4】

「心のつながり」

北海道教区  本願寺 函館別院  吉村 教史 師

 自分の思いを他に伝えるということ、また、他人の気持ちを理解するということは、簡単なことではありません。しかし人間は、そのことが最も尊くかけがえのないということに気付いたからこそ、何とか自分の気持ちをわかってもらおう、他人の思いを理解しようとしました。
 「心」を伝える表現として言葉を使い、文字を創って、より一層「思いやり」や「いたわり」を大切にしてきたのが人間であると、私は思います。
言葉や文字がなければ、尊いみ教えも私たちは戴けておりませんでした。

 ところが、今日の私たちは如何でしょうか。その手段だけは、びっくりするほど立派に整いました。電話が一家に一台から、一人一台の携帯電話が当たり前になり、インターネットで、知りたい情報がほとんど手に入る時代になりました。言葉や文字が情報交換の手段としてだけに存在するのなら、最高の時代と言えるでしょう。
 しかしながら同じ屋根の下に暮らしていながら一つの会話もなく、用事はすべてメールでという家族関係が急増中ということを耳にしました。親子の会話は決して情報交換の為だけではないはずです。
 また先生と生徒の関係についても、勉強を教える側、教えられる側の情報交換だけではありません。
 最近のニュースを見ておりますと、身近な関係での事件が非常に目に留まります。特に家庭内や学校内での、よく知った者同士の事件。他人には理解しがたい何かがあるのでしょうが、「心」を通わすことの大切さを知らされます。
 これだけ充分すぎるほど伝達の手段は整ったのに、どこかに心を置き忘れているように思えてなりません。
 どんなに私たちの生活が便利になったとしても、人間の「心」のつながりに勝るものはありません。

 その「心」を育てて戴くのが“真(まこと)の”宗教であり、お寺であります。
 家庭や学校で改めて時間を割いて教え教わるのではなく、ごく自然な生活の中で嬉しいことを嬉しいと感じられること、有り難いことを当たり前、当然とやり過ごすのではなく、喜びにかんじられること。
 これに気付かせて戴けるのは、“真”に遇ってのことです。

 この度、ホームページ開設にあたり、法話のご縁を戴きましたこと誠に感謝いたしております。
 正心寺様の寺号で戴かれております通り、「心」をお育て戴ける、尊いご聴聞の道場として、島見ご住職と共に正心寺様の益々の御法義繁盛を念じております。

 私も、北の大地で法燈を身心一杯に戴きながら精進してまいります。

                       吉村 教史

固定リンク | 2009年04月03日【2】

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